令和7年度も、学校教育目標「強く 明るく 考える」を追求します
新座中学校の生徒及び保護者の皆様、ご入学、ご進級おめでとうございます。151名の新入生をお迎えし、全校生徒478名、1・2年生4学級、3年生5学級、特別支援学級2学級の計15学級体制で、61年目となる令和7年度をスタートします。
さて、昨年度末にあった、ある新座中生との印象に残ったやりとりを紹介します。県公立高校を受験する3年生と、授業後に面接練習を行った時の校長室での場面です。
校長:将来の夢があれば、聞かせてください。 生徒:親子丼を作るのが得意なので、将来は外国で和食のお店を経営したいです。 校長:夢を明確に持てていて素晴らしいですね。では、外国語(英語)は得意のなのですね。 生徒:いや、得意でも、好きでもありません。というか、苦手で、嫌いです。 校長:外国でのお仕事をするという目標をしっかりとお持ちなのだから、外国語(英語)を「苦手・ 嫌い」などと言わずに、思い切り頑張って、外国語(英語)を身につけてみては。 生徒:確かに・・・。言われてみれば、そうでした。中学校でもっと頑張っておけば良かったです。
新座中学校の学校教育目標の3つ目に「考える」があります。様々な物事、仕事、求めに対して「何のために行うのか」を考え、自分の中に新たな価値を創造する、という意味が込められています。「外国語(英語)を学ぶ」という学習の動機が、「義務教育のカリキュラムの一つだから仕方なく学ぶ」と「将来の夢である『外国での仕事・生活・活躍』のために学ぶ」とでは、その後の定着・成果がまるで違うのではないでしょうか。?高校に進学した彼の今後の頑張りを応援したいと思います。
私は本校校長3年目となりました 金子 文春 です。下に「新座中学校 学校経営方針」をまとめました。特に、「自律・尊重・創造」は、OECD ラーニング・コンパス(学びの羅針盤)2030 で世界各国に掲げられた、未来へ向けた人材育成のキーワードです。生徒が実社会や広い世界に出ても十分に通用する資質・能力の育成を目指しながら、全力で教育活動に励んでいきます。
学校教育目標:「強く」 責任ある行動をとる生徒 (自律)
(目指す生徒像) 「明るく」対立やジレンマに対処する生徒(尊重)
地域を愛し社会に貢献する生徒 ※野火止・陣屋小と連携
「考える」新たな価値を創造する生徒 (創造)
学校経営方針:学校に関わるすべての人々の幸せ感を生み出す学校をつくる
~ 生徒が元気 教師が本気 地域が元気 ~
目指す学校像:夢と希望を持ち、未来への扉をひらく学校
目指す教師像:生徒ファーストで、誰一人置き去りにしない教育を追求する教師
生徒、保護者、地域、教職員…、学校に関わるすべての人々の幸せ感を生み出す学校づくりを目指します。本年度もご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、本年度もホームページの中にある「新座中ダイアリー」を課業日に毎日更新します!生徒の活躍や教職員の頑張り、PTAのみなさまのお支え・・・、これらは新座中学校の誇りです。これらを学校内だけで留めることなく、多くの人々に広く積極的に発信していきます。一日でも長く、今後も継続をしていきますので、お時間がある時には、ぜひご覧になってください。
<令和7年4月8日 校長 金子 文春>